来年、生誕100周年を迎えるアメリカ生まれの世界的キャラクター”キューピーちゃん”ですが、日本では全国各地の名産品をコスチュームとして着せたり、色々なものを合体させた、『ご当地キューピーちゃん』が次々と誕生し、その人気は高まるばかりです。世界文化社が発売した「ご当地コスチュームキューピー完全カタログ」で紹介されたご当地キューピーちゃんは第2弾までで約1500種にも達しているそうです。この日本ならではの現象はいったいどこから生まれたものなのでしょうか??


ご当地キューピーちゃん。そもそもの始まりは横浜の中華街であるそうです。約6年前、横浜中華街の土産店に並んだチャイナ服とカンフー姿のキューピーちゃんペアがそれだそうで、その後各地で色々なご当地キューピーちゃんが誕生し、食品メーカーの『キユーピー』があの”た〜らこ〜♪た〜らこ〜♪”という独特なフレーズで有名なCMで”たらこキューピー”を登場させたことで、その知名度が爆発的にあがったようです。そんな中でも東京・虎ノ門のねじ屋「三和鋲螺(びょうら)」が昨年秋に発売した「ねじキューピー」はネットなどの口コミで人気が爆発し、1年間で1万3000個が売れているそうです。
このご当地キューピーちゃんの人気の高さは、昔からの日本の文化と密接に結びついているといわれているようです。日本には、生後間もない赤ん坊に祭りなどで神様の格好をさせる風習があったといいます。また江戸時代に福助人形が庶民に愛されていたように、日本には異形の縁起物に親しむという独特の文化があります。そんな中で、日本人はキューピーちゃんをすんなりと受け入れることができたようです。日本人はもともと着せ替えやお遊びといったものが大好きで、神話のキューピッドが基になっているキューピーでも、自在に遊んで使ってしまうのだといいます。また馴染みのあるものにアレンジを加えることにより、不思議なインパクトを与えるというのは昔からの「本歌取り」としてよく知られる手法だそうです。
このようにご当地キューピーちゃんは、日本人の心に染み付いた文化から生まれたものでありそのブームは起こるべくして起こったといっても良いもののようです!!